見学会は定員に達しましたので、締め切りました。
セミナーは会場、オンラインともにお申し込みできます。

 2050 年のカーボンニュートラル実現に向けて、産業・業務・家庭・運輸など、各部門の需要サイドにおいて徹底した省エネを進め、エネルギー消費を削減していくことが求められています。
 多くの企業等において省エネへの機運が高まっているものの、資金や人材・ノウハウ等の制約で計画策定や実行に至らない、設備更新等を行った後の省エネ活動が停滞するなどの課題が指摘されています。一方、創意工夫を凝らした省エネ対策を実践することでCO2排出量抑制やコスト削減などの効果をもたらし、省エネ大賞を受賞する事業所も多数見られます。
 今回の省エネセミナーでは、省エネ大賞を受賞し、積極的な省エネ活動を展開する中小企業と京都市の取組事例を紹介し、取組ポイント等を深堀りするのに加え、省エネ関連の施策や省エネ診断等の支援プロセスの紹介により、省エネ対策の今日的な視点や動向を幅広く紹介します。ご関心のある方はぜひご参加ください。

プログラム
第1部 セミナー
13:30~15:45
(会場受付13時~、オンライン受付13時10分~)
省エネ政策の動向

令和6年度概算要求事業等の各種支援策をはじめ、現在の省エネルギーに関連した政策についてご紹介します。

近畿経済産業局 資源エネルギー環境部 エネルギー対策課 課長補佐 
矢野 勝正
カーボンニュートラルに向けた省エネのアプローチ

気候変動から脱炭素に向けた規制動向、省エネのためのアプローチについて簡単にお話しします。

一般財団法人省エネルギーセンター近畿支部 エネルギー使用合理化専門員 
鳥山 佳秀 氏
中小企業の事例紹介「実践者から学ぶ、省エネ対策の効果と取組のヒント」

自主的な省エネ活動や、省エネ診断受診、省エネ補助金の活用など様々な取組を実践し、継続的に省エネ活動に取り組む中小企業より、取組推進のポイント等を紹介します。

艶清興業株式会社 代表取締役 
大島 清司 氏
京都市における地球温暖化対策、環境配慮型ZEB庁舎の取組紹介

 「2050年CO2排出量正味ゼロ」の実現に向けた京都市の地球温暖化対策、2022年度に省エネ大賞を受賞した京都市役所分庁舎について、地産エネルギーの活用などの取組工夫やポイントを紹介します。

京都市 環境政策局 地球温暖化対策室 計画・気候変動適応策推進係長 
菊田 翔一朗 氏
京都市 行財政局 総務部 庁舎管理課 新庁舎設備整備係長 
中村 泰幸 氏
第2部 見学会
16:00~16:45
省エネ大賞を受賞した
「地産エネルギーを活用したKYOTO-STYLE ZEB庁舎」の見学
※現地参加10名限定(先着順。1社につき1名のみ)。第1部への参加が必須となります。
KYOTO-STYLE ZEB庁舎

京都市役所分庁舎
地産エネルギーを活用する環境配慮技術、景観と調和する環境配慮技術という2つの技術を融合させ、京都ならではのZEB庁舎の実現を目指し、2019年5月に竣工。2020年の一次エネルギー消費量実績は397 MJ/m2/年(2016年省エネ基準比68%減)となり、実績値としてZEB Ready を達成。


※ZEB(Net Zero Energy Building)
快適な室内環境を保ちながら、高断熱化・日射遮蔽、自然エネルギー利用、高効率設備により、できる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減されている建築物。快適な室内環境を保ちながら、高断熱化・日射遮蔽、自然エネルギー利用、高効率設備により、できる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減されている建築物。ZEB Readyは、創エネを除き、基準値から50%以上の省エネを達成した建築物を指す。

省エネエネポテンシャルを実感!

実践事例から学ぶ省エネセミナー

- 省エネ大賞を受賞した京都市役所分庁舎の見学会も開催! -

  • 2023年11月10日(金)
    13:30 ~ 16:45
    セミナー 13:30~15:45 /施設見学会 16:00~16:45
    京都市役所分庁舎 4階第4・5会議室
    京都市役所分庁舎
  • オンライン開催
    会場(※1)50名 オンライン(※2)制限なし

    ※1 セミナー50名、施設見学会10名
     (セミナー、施設見学会とも先着順。施設見学会は各社1名限り。 報道関係者については事務局より別途ご連絡し、相談させていただきます)
    ※2 YouTube Live開催(開催前に配信アドレスを参加者へ送付します)
  • お申し込み方法 (締切 11月6日 (月)まで)

    見学会は定員に達しましたので、締め切りました。
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    報道関係者は現在、見学会もお申し込みできます。

    【講演者プロフィール、取組内容等】

    近畿経済産業局 資源エネルギー環境部 エネルギー対策課 課長補佐
    矢野 勝正

     2005年に近畿経済産業局へ入局。以降、主に地域ブランド振興の業務をはじめ、経済産業本省で女性や高齢者の雇用対策、中小企業の取引適正化、八尾市役所で各産業政策関連業務に従事した後、2023年4月より現職。省エネルギー関係業務等を担当。

    一般財団法人省エネルギーセンター近畿支部 エネルギー使用合理化専門員
    鳥山 佳秀 氏

     一般財団法人省エネルギーセンターは省エネルギー推進のための情報提供・普及啓発、調査研究、試験・講習等を展開し、産業活動や市民生活の改善向上、経済の健全な発展に寄与するための一般財団法人。
      鳥山氏(エネルギー管理士、気象予報士)は1999年からエネルギー使用合理化専門員として事業場等における省エネ推進を支援している。セミナー活動では気象現象とエネルギー移動の関係やエネルギー管理を進めるための簡単なアプローチなどについて解説している。

    艶清興業株式会社 代表取締役
    大島 清司 氏

     1920 年創業の染色整理工場。色や風合いのコントロールに高い完成度が求められる婦人衣料の加工が主力。ウールで知られる尾州産地内にあって合繊の染色整理を主力としている。早くから北陸との産地間連携による長短複合素材の開発に取り組んできた。ストレッチ素材に起毛加工を組み合わせた高感性素材の加工では国内でも高いシェアを持つ。エネルギー多消費型産業の繊維染色整理業において、省エネにも積極的に取り組んでいる。
     身近な取組から省エネを開始し、補助金を活用し先進事例となる省エネ設備投資を実現した。次いで重油から天然ガスへの燃料転換を果たした。これら一連の活動実績により2021 年度に省エネ大賞を受賞し、2023年度には次代を担う繊維産業企業 100 選に選定された。