2050 年のカーボンニュートラル実現に向けて、産業・業務・家庭・運輸など各部門の需要サイドにおいて徹底した省エネを進め、エネルギー消費を削減していくことが求められています。
 しかし、多くの中小企業等において、資金や人材・ノウハウ等の制約で計画策定や設備更新など、十分な取組に至らない課題が指摘されています。また、サプライチェーン全体における温室効果ガス排出量削減や、労働市場での脱炭素対応への意識の高まり、ESG投資の視点など、企業を取り巻く様々なステークホルダーからカーボンニュートラル実現に向けたGXの取組が求められています。
 今回のシンポジウムでは、カーボンニュートラルをめぐる最新動向に関する基調講演に加え、「中小企業等による省エネ活動の更なる推進」「企業に求められるこれからの GX」の2つのテーマについて、モデレーター進行のもと、実践企業によるパネルディスカッションを通じて、今日的な企業等の省エネに関する問題意識、課題やその解決策などを紹介します。会場では、意見交換・名刺交換の時間を設けることで、事業者間の交流・ネットワークの構築も試みます。ご関心のある方はぜひご参加ください。

プログラム
第1部 GXとカーボンニュートラルの最新動向、 パネルディスカッション・省エネ活動の経験談
●基調講演「GXとカーボンニュートラルの最新動向-求められる企業の対応」

●基調講演「GXとカーボンニュートラルの最新動向-求められる企業の対応」

東京大学 未来ビジョン研究センター 教授 
高村 ゆかり 氏

※この後のパネルディスカッションのモデレーターも務めていただきます。
●パネルディスカッション-1 省エネを実践する中小企業の経験談から、取組推進のポイントを読み解く

省エネ活動を実践する中小企業 3 社より取組内容とその効果を紹介いただいた後、事業者が省エネ活動を始める(さらに進める)上での方法・ポイントについて、モデレーターによる進行のもと、意見交換を行います。

パネリスト
朝日ウッドテック株式会社 CSR推進部 SDGs・環境推進室 室長 
坂江 哲 氏
日本ワヰコ株式会社 東播工場 工場長 
杉本 雅一 氏
株式会社藤沢製本 代表取締役 
藤澤 佳織 氏
第2部 パネルディスカッション・企業に求められるこれからの GX*
●パネルディスカッション-2 企業を取り巻く脱炭素の環境から、今後求められるGX の取組を読み解く

企業や金融機関など GX 推進に関わるステークホルダー2者より現在の取組状況を紹介いただいた後、事業者を取り巻く脱炭素の環境と、その環境に対応するための企業によるGX の取組とは何か、モデレーターによる進行のもと、意見交換を行います。

*GX(Green Transformation)  化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動
パネリスト
ダイキン工業株式会社 CSR・地球環境センター室長 
藤本 悟 氏
株式会社滋賀銀行 サステナブル戦略室 サステナブル推進グループ長 
山本 卓也 氏
第3部 意見交換会・名刺交換会(16:30~。会場参加者のみ)
●意見交換会・名刺交換会 省エネとGX 推進について話し合いましょう!

モデレーター、パネリストとともに、グループに分かれて自由に意見交換できる場を設けます。

GXシンポジウム

企業に求められるこれからのGXの取組とは

省エネを実践する中小企業の経験談と、企業を取り巻くGXニーズから読み解く

  • 2024年2月14日(水)
    13:30 ~ 17:00
    会場 アットビジネスセンターPREMIUM 新大阪911号室(新大阪駅前)
    アットビジネスセンターPREMIUM
  • オンライン開催
    会場(※1)50名 オンライン(※2)制限なし

    ※1 定員50名(先着順)
    ※2 YouTube Live開催(開催前に配信アドレスを参加者へ送付します)
  • お申し込み方法 (締切 2月9日 (金)まで)

    お申込みは締め切りました

    【講演者プロフィール、取組内容等】

    基調講演・モデレーター : 東京大学 未来ビジョン研究センター 教授
    高村 ゆかり 氏
    高村 ゆかり 氏

     京都大学法学部卒業、一橋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学後、龍谷大学教授、名古屋大学教授、東京大学サステナビリティ学連携研究機構(IR3S)等を経て、2019年より現職。主な研究テーマは国際環境条約に関する法的問題、気候変動とエネルギーに関する法政策など。現在、中央環境審議会会長、再生可能エネルギー買取制度調達価格等算定委員会委員長、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員、金融審議会ディスクロージャーワーキング・グループ委員、財務会計基準機構サステナビリティ基準委員会(SSBJ)委員などを務める。

     
    パネルディスカッション-1
    朝日ウッドテック株式会社 CSR推進部 SDGs・環境推進室 室長
    坂江 哲 氏
    坂江 哲 氏

     本社は大阪府大阪市。内装建材及び床下地材の製造・販売を行う。エネルギー使用状況の見える化、消費量の多い設備の運用見直し(圧縮エア設備の更新等)、使用電気の再エネ由来電力へ転換に加え、SCOPE3を含めた温室効果ガス排出量の把握・削減にも取り組んでいる。

    日本ワヰコ株式会社 東播工場 工場長
    杉本 雅一 氏
    杉本 雅一 氏

     汎用エンジン及びコンプレッサー用のアルミ合金部品の製造販売を行う。兵庫県多可郡多可町の東播工場において、省エネセンターの省エネ診断を受診し新たな改善点を発見。コンプレッサーの稼働抑制により原単位電力使用量が年平均7%の削減に成功。取組の成果を社員にも共有することで、社員の自発的な省エネ参加につなげている。

    株式会社藤沢製本 代表取締役
    藤澤 佳織 氏
    藤澤 佳織 氏

     本社は滋賀県大津市。創業より製本業を営み、現在は製造加工サポートや商品企画を行う。2021年度に省エネ診断を受診後、照明設備等のリニューアルに加え、計測機器の設置・デマンド契約による最大需要電力(デマンド値)の低減、残業や土日出勤を減らす働き方改革により、2023年7月の電気料金を前年同月と比べて4割削減に成功した。

    パネルディスカッション-2
    ダイキン工業株式会社 CSR・地球環境センター室長
    藤本 悟 氏
    藤本 悟  氏

     2018年に「環境ビジョン2050」を策定し、2019年を基準年とし、未対策のまま事業成長した場合の排出量と比べた実質排出量を2030年に50%以下、2050年に実質排出ゼロを目指し、カーボンニュートラルの取組を実践。現在、GXリーグの「GX経営促進ワーキング・グループ」のリーダー企業を他社との共同で務める。藤本氏は1977年入社後、空調機、研究開発、技術企画、つくば研究所長を経て2007年より現職。環境製品普及、工場環境管理促進、サステナビリティレポートの編集責任を務める。

    株式会社滋賀銀行 サステナブル戦略室 サステナブル推進グループ長
    山本 卓也 氏
    山本 卓也 氏

     1990 年代から環境経営を実践し、2009年に金融機関初の環境省「エコ・ファースト企業」に認定。環境省「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」は第1回から4年連続で受賞している。2023年1月には、中堅・中小企業による脱炭素経営を伴走支援するため、CO2排出量の可視化ツール「未来よしサポート」を日立製作所と共同開発。経済産業省「GXリーグ」にもいち早く参画し、カーボンニュートラルの実現を目指している。